山中慎介対ダルチニヤン
既に似た質問回答あると思うのですが
山中を応援するとか期待するとか無しに現実リアルな勝敗、予想回答をお願いしますm(_ _)m
ゴラァッ!のオッサンからの回答はいらないですから
36歳のダルチニアンから、最盛期の迫力が失せたことは紛れもない事実です。バンタム級に上げた後は、圧倒的だった圧力がかからなくなり、決定力も大分目減りしました。当然名残りはあるけれど、もはや”レイジング・ブル”を続けることはできない。
アグベコに完敗した試合(2009年7月:IBF世界戦)で、118ポンドが難しいことは既にはっきりしていた。ダルチニアンほどのパワーパンチャーでも、3つ目の階級となると一筋縄ではいかない。6ポンド(約2.7キロ)の増量が、大きな負担となってのしかかる。S・フライ級でも猛威を振るった強打は額面通りの威力を発揮せず、耐久性への不安が増大。
一旦S・フライに戻した後、2010年5月のエリック・バルセロナ戦でバンタム級に再チャレンジ。3度のタウンを奪い大差の判定で勝ちはしたものの、倒しあぐねて思わぬ反撃も浴び、ポイント差以上に苦しい展開を余儀なくされた。プレッシャーが思うようにかからないと、ダルチニアンは自分のペースを維持できなくなる。
大幅なリバウンドも含めた体格差が、フライ級時代の破竹の快進撃を支えていたことは認めざるを得ず、アジリティで遅れを取ると体格差が機能せず、平気で踏み込まれて危ない場面を作られてしまうのは、何もダルチニアンに限った話しではないけれど、後退して足を使う時間が長くなればなるほど、ダルチニアンは余裕をなくして変則モーションがバランスの悪さへと姿を変える。
ジュニアの時代からヨーロッパの第一線で活躍し、シドニー五輪代表(ベスト16)にまでなったトップアマなので、アウトボクシングも難なくこなすダルチニアンは、もともと即決型のフィニッシャーではない。序盤はじっくり相手を観察する。体をななめに捻り、ガードをワイドに広げた隙だらけのへんてこな構えで、うるさくフェイントをかけて駆け引きしながら出はいりを繰り返し、プレッシャーをかけて徐々に崩して行く。
トリッキーなアクション以上に、あの構え自体が、相手を誘い込んでカウンターを取るためのトラップでもある。しかし打ち込むタイミングとパンチ自体は変則ではなく、スイング気味に振り回すフックは、距離と間合いさえ間違えなければまともに食わずにすむ。本当に怖いのは真っ直ぐ打ち抜くストレートと、接近しながらのショートフックやアッパー。これらのパンチは、スピードもキレも十分。
S・フライに上げた初戦(セブ島でのZ・ゴーレス戦:引き分け)で大苦戦を強いられ、フライ級時代のイケイケスタイルに見直しを迫られた。ガードを上げて足も使うように修正したが、しばらくしたら元通り。攻めダルマ型にリトライするも成果はいまひとつ。年齢を重ねて後半のスタミナと集中力にも翳りが見え、網膜はく離のブランクを経てナチョ・ベリスタインと別れ、攻撃的になったアブネル・マレスにも打ち合いで押し込まれた。
トーナメントでアグベコ・マレスと連戦し、疲労が顕著なヨニー・ペレス戦で久し振りの快勝。しかし復調の兆しとはいかず、体格とアジリティを併せ持つアンセルモ・モレノの安全策には太刀打ちできず完敗。日本行きを決意したのは、「後がない」ことをダルチニアン本人が誰よりもわかっているからで、「メジャータイトルでの3階級制覇」にかける思い、強いモチベーションも衰えてはいない。
S・フライ時代に粉砕したホルヘ・アルセがWBO王座に就き、かつて負けたり引き分けた相手にリベンジをしかけているにも関わらず、アルセではなくあえて山中を選んだのは、勝てる確率が高いと踏んだから。WBC王座を足がかりにして、アルセとのリマッチで統一戦。最終コーナーを回った?ダルチニアン陣営には、そんな計算も働いているのでは?
体格、スピード&アジリティ、1発の決定力。
山中にはダルチニアンを突破するために不可欠な基本3原則が揃っている。おかしな構えと変則モーションに惑わされず、ワイルドなフックは柳に風と受け流して相手にせず、岩佐戦(堅さのほぐれた3回以降)のように横への動きを常に意識し、遠めのミドルレンジをキープ。速いジャブとワンツーで徐々に圧力をかけていければ、ペースと流れは自ずと山中に傾くはず。判定勝負を念頭に置いた戦術で、自分のリズムとテンポを押し通していければ・・・
エスキベル戦の第7ラウンド、体を倒しながら打つ左ストレートにうまく右を合わせられて、フラッシュダウンを喫した場面。ダルチニアンには、山中攻略の1つのヒントになったかも。KOを意識し過ぎず、狙い過ぎないメンタリティとともに、ジャブ・ワンツーに続く返しの右フックにより一層の磨きをかけ、ダルチニアンの左をこちらから誘ってガツンと打ち抜いて欲しい。欲を言えば、西岡得意の2段階のステップインも参考にできれば・・・
ダルチニャンは階級を上げてから、以前のような勇壮なラッシュが薄れてます。体格負けしてるのと年齢的な衰えも少なからずありそうです。
山中が前半、ダルチニャンの猛攻をしのげれば後半、必ずチャンスがくると思います。
10Rか11R,山中の伸びる左ストレートがダルチニャンをとらえてKO勝ちすると思います。
そりゃダルチニアンの勝利ですよ。
ダルチは、山中クラスのボクサー(どころか、それ以上のボクサーにも)には何度も勝ってきたけど、山中はダルチクラスのボクサーとは戦ったことすらないからです。大して衰えてもいないダルチに、現日本王者岩佐と大差ないレベルの山中が勝てるわけがありません。
山中選手の判定勝ち。キャリア、タフネス以外では今のダルチより山中選手の方が上回っていると思う。
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